CFPの勉強法(独学2)

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CFPの勉強法(独学2)

注意
以下の文章は2005年に管理人がCFP試験を受検した経験をもとに書きました。古い情報が含まれていますので参考程度にご覧下さい。

 

私は独学で2005年(平成17年6月試験)に6科目受験にチャレンジして「相続」以外の5科目に合格しました。※相続は12月試験で合格

 

一発合格できなかったので、えらそうなことは言えませんが、CFP試験は独学でじゅうぶん合格可能だと思います。

 

では独学で6科目を合格レベルに持っていくにはどのような勉強すればいいのでしょうか。

 

  合格レベルの状態(ゴール地点)を把握してから勉強を開始する。

 

まず最初に、CFPの勉強をする前に現在のAFPの知識で、一番最近のCFP過去問を解いてみて下さい。

 

平成23年11月実施の平成23年度第2回CFPR資格審査試験問題集です。

 

金融資産運用設計
不動産運用設計
ライフ・リタイアメントプランニング
リスクと保険
タックスプランニング
相続・事業承継設計

 

CFP試験に限らずどんな資格試験でもそうですが、どのようなレベルの問題が出題されて、それを解くには自分に何が不足していて、その不足分を充当するためには、どのような勉強をすればいいのかを、

 

 

わかった上で勉強を開始するのと、わからないで勉強するのは、最終的に天と地ほどの差が出てくると思います。

 

 

まだ勉強を開始していないのに過去問を解くことは、普通なら無理がありますが、CFP資格はAFP認定者でないと受験できないので、ある程度の前提知識があることになります。したがってAFP認定までに学習した知識でも、いくらかは解くことが可能です。

 

 

かりに、ほとんど解けなかったとしても一切気にしないで下さい。

 

 

あくまで、どのようなレベルの問題が出題されていて、合格レベルの状態(ゴール地点)は、どのような状態なのかを把握するのが目的です。

 

 

  最短のスピードでテキストを読み込む(インプット)

 

テキストのおすすめは、CFPの勉強法(独学1)で説明したとおりですが、あくまで他人の評価ではなく、自分自身の直感や感性で選んで下さい。

 

 

  とにかく過去問を繰り返す。

 

とにかく少しでも早い時期から過去問を解いていき、問題を解いてからわからない所をテキストで確認するという方法が、一番効率がいいと思います。

 

 

ここ最近、CFP試験に対して、

 

 

「過去問の繰り返しだけで合格するのは無理がある。」
と、よく言われます。

 

 

はたしてそうでしょうか?

 

 

私はそういうことはないと思います。
実際私は昨年(平成17年)、過去問の繰り返しで合格しました。

 

 

ここ最近の試験では難問・奇問が出題されることが多くなり、過去問以外の勉強をしないと対応できないと感じられるかもしれません。

 

 

もし試験で90点以上を目指すのであれば、過去問だけでは無理があると思います。ただしCFP試験は、合格するために90点以上もいりません。

 

 

CFP試験は合格点も配点も公表していませんし、問題も持ち帰れません。とても不親切な試験です。

 

 

AFP試験では、問題を持って帰れるし答えも試験当日に発表するのに、同じ日本FP協会の試験でも大違いです。

 

 

ただ合格率が毎回30%前後なので、相対値で合否を決めているのは間違いないと思います。

 

 

合格点は、よく60点前後といわれてます。

 

 

私が実際受験した時の感覚であくまで私見ですが、配点調整がないとすれば40点後半ぐらい〜60点後半ぐらいだと思います。

 

 

昨年(平成17年)6月のライフ・リタイアメントプランニングは、配点調整がないのなら50点を切っていたと思います。

 

 

もしくは合格点をAFP試験と同じく60点にして、設問により配点調整しているかでしょう。

 

 

どちらにしても、試験で90点以上を目指す人や上位10%以内を目指す人以外は、過去問の繰り返しが、合格レベルに達するのに一番効率がいいと思います。

 

 

過去問は、過去4回分を1回転の4回よりも過去2回分を2回転の4回のほうが、同じ4回でも効果があるように思います。

 

 

具体的には、平成18年6月に受験するなら平成16年度・平成17年度の過去問4回分を3回転の計12回繰り返して、最終回で80%以上を取れるようになれば合格レベルだと思います。

 

過去問を解く時は、全ての設問に対して理解できなければ、解説やテキストで理解できるようにするのは当然として、それ以外では速さを意識して解いて下さい。

 

最近のCFP試験では、年々時間内に解くのが難しい試験になってきています。

 

本試験の時に時間が足りなくなる人が続出しています。

 

特に「ライフ・リタイアメントプランニング」は問題が1ページに収まらないのでやりにくく、計算もややこしく時間がかかります。

 

過去問を解く時から、常に本試験のつもりでスピードを意識して下さい。

 

 

  予想問題には手をださない

 

予想問題は解いていくと感覚がずれる場合があります。

 

微妙なニュアンスが過去問と違います。

 

解説も公式過去問の解説と微妙にニュアンスが違います。

 

予想問題を解くぐらいなら過去問をもっともっと繰り返した方が本試験モードになります。

 

 

以上の勉強で、基本的には合格レベルには達することができると思います。ただ確実に合格するには、プラスアルファの勉強が必要かもしれません。

 

それは何なのか?

 

それは人によって、ある意味まちまちだと思います。

 

例えば日経新聞を毎日読むのもいいかもしれません。日経新聞の日曜日版にはCFP試験に役に立つ記事がよくあります。

 

保険の資料を取り寄せて自分で見直しをするのもいいかもしれません。

 

少ない金額でもいいので、自分で金融投資するのもいいかもしれません。転換社債のパリティなどは、机上で理解するのと実取引で理解するのでは全く違います。

 

あとはみなさんで応用して下さい。

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